村上龍エッセイを読む

村上龍のエッセイを読んだ。
この人の本を読むのは、4,5冊目か。

前は、希望の国のエクソダスを読んですごく衝撃をもらった
記憶がある。
今の、SEALDs(シールズとは
の登場、活躍なんかを予期していたともいえるのでは?と思う。
小説の中で、中学生が国会で演説するs-ンがあって、
「この国には本当にいろんなものがあります。でも唯一、希望だけがない」と語るのは、
今まさに当てはまる、みんなが感じていることではないだろうか。

2000年ごろの小説と記憶しているから、
あれから10年余りがたって、ますますその色を濃くしているに違いない。

で、今回は、
「逃げる中高年、欲望のない若者たち」を読んだ。
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まあタイトルでもうそのほとんどのことを言っている感はするが、
(それがいいタイトルってことだろう)

まだ全部を読んでないのだが、この一文を忘れないでいようと思った。

「見もふたもない事実を隠したいときに、言葉が流行る」

例えばこんな話。
、肉食系とか、草食系っていう言葉が流行しているけど、(ちょっと前は勝組とか、負け組)
それは厳然たる、乗り越えようのない格差を(本人の努力とかではどうしようもない)
隠すために使われている。本人たちも、そういうことで安心するから使ってる。

本書のテーマでもある欲望とは、興味深い言葉だ。
欲望は、本人だけで決まるのではない、
むしtろ本人の占める量なんて微々たるものだろう。
周りの環境、家族、もっと広げると社会、。
そうしたもので本人の感情、欲望は決まってしまう。

それに気づく人がどれだけいるだろy。


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心にナイフを忍ばせて

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日本では、犯罪被害者が無視されてる…

以下、引用。

『二〇〇四年度で、日本政府が犯罪加害者の更正にかける支出は年間四百六十六億円。これでも他の先進諸国にくらべたら少ないといわれるが、被害者のための予算が年間わずか十一億円と聞けばいかにこの数字がいびつかがわかる。これも神戸の連続児童殺傷事件以降であり、それ以前はわずか数千万円と、加害者にかける費用の一千分の一以下であった。』

つまり、加害者にはその更生のために500億くらい使っているのに、被害者にはその50分の一、10億くらいしか使っていない。

500億と10億の差があるのだ。(この数字は2004年度なので、今はどうなっているのかは知らない)

少年Aとヒメアノ~ル

最近、神戸連続児童殺人事件の犯人少年Aにかかわる本をいくつか読んだ。

「絶歌」「少年A-この子を産んで」、また近くに置かれていた「心にナイフを忍ばせて」と言う本も読んだ。

前者2つは、少年Aが書いたものと、その親が書いた手記。
「心に~」は、少年Aのはるか30年くらい前に横浜で起きたある少年事件に迫ったもの。

この本もやはり、神戸連続児童殺人事件を機に、著者が書こうと思い立ち、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した。

まずは、少年Aに関する2つの本から。

1 (2)
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人が苦しんでるのを見ると興奮する、著者がそう告白する。なぜ、そんなゆがんだ人格になるのか。いやもともとそうだったのか。おそらく、どの程度かはわからないが、母親の教育が影響するようだ。

最近友達に聞いたエドゲインと言うアメリカの猟奇殺人者(サイコと言う映画のモデル)も母親がちょっとおかしい。

白黒はっきりつけないとたまらない性格なんだと思う。

私がここで得た教訓は、「純粋過ぎる=危ない」。

矛盾を許容できる、ということが優しいということだからである。

で、ヒメノア~ルという漫画は著書の中で少年Aが自分と重なる部分があるといっており、

人を絞殺することで興奮するという、快楽殺人者森田の話。(ギャグが織り交ざってるのでそこまで重くなく読める)
漫画の最後で、森田が中学時代を回想するシーンがある。

「自分が”フツーじゃない”ってその時はっきり思ったよ。なんだか、悔しくて涙が止まらなかった・・・」

このシーンを少年Aは引き合いに出した。
つまり、少なくとも少年Aをはじめとして多くの殺人者は、フツーじゃないって自分のことを分かっていて、口惜しい感情は持っているんじゃないだろうか。

だから、我々がつい思ってしまうような「何の感情もなくてうらやましい」などという、浅はかな次元ではおそらくない。

そのどうしようもなさ、を本人でさえ直すことができない。まさに「病気」なんだと思う。私たちは事件が起きるとその原因は何だったのか、と考えるがそういう次元ではないのかもしれない。それが本当に恐ろしい。

だから、人間の脳を調べる必要がある、と言った養老孟司の言葉は当たっていると思うのだ。
本人でさえ、どうしようもないことなのかもしれないから。

http://buzz-manga.blog.jp/Himeanoru-vol1-6-All-Volumes.html
(ヒメアノ~ルの感想を書かれてる方のブログ紹介)

絶望するな。では、失敬

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大宰治の小説、津軽はこんな言葉で締めくくられる。

絶望するな。では、失敬。

又吉が雑誌で言ってた。
「やっぱり、バッドエンドってなんやねん!っていうのがあるんですよ。生きてる限り、人は誰でも途中やん。」
みたいなことあって、

だから、太宰の絶望するな。では、失敬。ってすごく強いと思うんですよね。

そういう強さにあこがれる、と。

私もそんな人になりたい、明るくいようとか、そういうのと全然違って、
今のままでいいじゃないかって、それが人間だろ!みたいな。

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銀杏ショック

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昔こんなのよんだな~ってシリーズ。

一番覚えてるのは、

糸井重里が「こんなにも真剣に裸になってる若者を笑うような大人になりたくない」って言ってたところ。

メンバー(特に峯田)が裸になって狂気に満ちた顔をしている写真が今でもはっきり残っている。

プロフィール

はし

Author:はし
さいたま在住の22歳、男です。
本の感想や気になる社会テーマについて、書きます。
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写真は、江口寿史の作品です。こういうコにあこがれちゃいます笑

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