田村隆一

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田村隆一。詩人。

『おじいちゃんにも、セックスを』
の広告で知られる。

私がはじめてこの人を知ったのは、
園子温の「恋の罪」という映画だった

その中で昼は大学教授、夜は風俗嬢として働く女性が授業の中で
これは東電OL殺人事件という、ある実話をモチーフにして作られた映画なのだが、
(これに影響を受けた他の作品としては、桐野夏生の「グロテスク」が知られる)

田村隆一の『帰路』という詩を紹介する。

『言葉なんかおぼえるんじゃなかった
言葉のない世界
意味が意味にならない世界に生きてたら
どんなによかったか』

で始まるこの詩は言葉にこだわるきっかけになった。

で、この人の伝記?を読んでたら、

こんなことを言ってた。

大人とは何か?というインタビュアーに対して、
『遠近法が使える人のことだ、と。

スーパーのチラシを観ながら、今日の特売品のことを考える。
それと同時に、遠い国のテロや紛争について思いを巡らせることができる人。
そういう人を、大人って呼ぶんだよ、と』


この言葉は私の中で、強く残っている。
遠近法を使おう。

1つのことや周りの人に惑うことなく、
常に自分の言葉でものを語れる人になりたい、

強くそう思うのだ。
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板谷波山展を見てきた


板谷波山、その名前を聞いたことがあるだろうか?陶芸界では超有名!らしい。
といっても、私も知人から聞いただけで、これまでは耳にしたこともなかったが。

板谷波山は明治後期から昭和中期にかけて活動した日本の陶芸家である。
日本の近代陶芸の開拓者であり、陶芸家としては初の文化勲章受章者である。理想の陶磁器づくりのためには一切の妥協を許さなかった。(Wikipediaより)

今回、そんな偉大な陶芸家の作品を生で見る&実物に触れるチャンスを得たのだ。
正直、陶芸の魅力は全然わからないが、自分が貴重な体験をしてるということは分かった。

私が触れさせてもらった作品は以下。

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(上から) 板屋波山《葆光彩磁草花文花瓶》大正14年
《葆光彩磁孔雀尾文様花瓶》大正3年頃《彩磁金魚文花瓶》明治44年頃



花瓶とお皿。素人目ではそれくらいしかわからないが、これがビックリ、親しい方に聞いた話では一番上の青い花瓶
なんと6000万円ほどの価値があるらしい。金魚が6匹いるので、ちょうど1っ匹1000万だとその方は笑っておられた。

私が浅学であるため、事の真偽を見極められることができないのだけど、嘘を言ってるとは思えない。
そんなものをじかに障れるなんて…ということだ。

で、その方が実にいいことを教えてくれた。
『陶芸でも、絵画でも、鑑賞するときには、自分が1億持ってると思って見なさい。または、なんでもあげるよと言われた時にどれがいいと思うか?そうしないと自分の好みは分からない。値段や名前は後に来るものだ。』
で、自分の好みを知ることが自分を理解することにつながる、と。

これは深い言葉だと思ったので備忘録。

作品を見ることは自分を見ることにつながる。
細かい知識をため込むことではない。これから美術品を鑑賞する際は、この言葉を忘れないようにして鑑賞しようと思う。

わかる人だけが分かる。そういう世界もあるのだ。で、そういうことに携わる人々は目立たないかもわからないけど、教養と言うのはそういうことだと思う。
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はし

Author:はし
さいたま在住の22歳、男です。
本の感想や気になる社会テーマについて、書きます。
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写真は、江口寿史の作品です。こういうコにあこがれちゃいます笑

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