TAKESHIS'

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TAKESHIS'。たけしの映画は好きだが、いかんせんこれは難解だった。

本作のキャッチコピーは
「たけしがたけしに出会う」「たけしがたけしを演じる」

だったそうで、この2つに本作の真意が詰まっている。

大物芸能人として成功している’ビートたけし’と
売れない役者の’北野’。

この2人をたけしが両方演じている。
2人は瓜二つの容姿だが、生きてる世界がまったく違う。

北野はやっとの思いで受かったオーディションで、ピエロの役をもらう。
その折、憧れのビートたけしに出会いサインをもらう。

「北野さんへ」って書いてください。
ここが、『たけしがたけしに出会う』ってとこだ。


でも書かれたサインには、ピエロさんへと書いてあった。
逆行した北野は、ビートたけしを自宅の包丁で刺し殺してしまう。

その後は、

北野がビートたけしの代わりを演じ続けている。

そういう映画。

この映画は、結論を書いてしまうとそれだけなのだが、
わかる人だけついてきなさい、っていうたけしの宣言と
実験的手法によって撮られた映像、編集。

そうしたモノを楽しむ映画だろう、と思う。
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リンダリンダリンダ

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今まで見た映画の中で、何が一番?
そう聞かれたら貴方はどうこたえるだろう?

僕は、リンダリンダリンダと答える!

なぜか無性に、また見たくなる時がある。
そんな映画だ。

ストーリーは単純。
女子高生がブルーハーツのコピーバンドを組んで演奏する、ただそれだけの話。
でも、狙ってない感っていうのかな。
映画で作りものなんだけど、
とっても自然で日常にありそうな、いや、こんな楽しいことが美しいことが
どこかにきっとあるはずだと強く思ってしまう


韓国の留学生がボーカルをやるんだけど、
片言の日本語がまたしっくりくるのよね。

「うまくなくても、一生懸命やれば
やっぱり伝わるんやね」
って昔、松本人志が言ってたのだけど、
本当のそう思う。

そして、ブルーハーツを初めて聞いた高校生の時も
確かにそう思った、それ枚までも忘れないでいれる。

この映画のいいところは、やらせのような
盛り上がりがないことだ。
それでいて、退屈にさせないのだからすごい。
例えば最後のライブの意シーン。

四人が徹夜で稽古したため遅刻し、その間、彼女らより上手い子たちが客席を暖めておくことになったとか、彼女らが特別だったからではなく、偶然盛り上がることになったのだというプロセスを丁寧に描く。

懐かしい気持ちに、いつまでもこのままでいたい
と思っていたあのころに
この映画を見たら戻れるだろう。

アウトレイジ

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アウトレイジを観た。

見た後に、怖い。
痛い。

そういうのが伝わってくる。
いかに、忘却不可能な記憶を観た人に植え付けるか、そういう意味ではこの映画は成功している。

椎名桔平がカッコよかった。

バクマン

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バクマンを見てきた。
平日のレイトショーを見るなんて、大学生以来かもしれない。

りあえず面白かった。
監督はモテキなどでも知られる大根さんで、ああこの人はきっと漫画が好きなんだろうなぁ
と思わせてくれた。

ジャンプの裏側、漫画の中で漫画の話を書く、
とは蒲生ひろし(大場つぐみ)らしいアイデアが光る。

作中で、最高(サイコー、どんな名前やねん!)のおじが漫画家の
川口太郎なのだが、これはもろ蒲生ひろしだろう!

川口太郎はジャンプの打ち切りに合い、その後過労死してしまう。
そうした悲しい過去を見せつつ、ジャンプ、週刊誌の連載を持つことの想像もできないような過酷さ、
一部の才人しか成功できない世界であり、またその人ですらいつまで続くかわからない。

自分がしていることが、何になっているかわからない。
それほど、怖いことはないだろう。


金になる、女ができる。これが正解だと提示されてるものに近づく(つまり、
正解(常識)とは人が安心したいために作られるものと仮定できる)ことはどんなに安心でき、
そこそこの幸せを手に入れられるか。

しかし、漫画家は違う。この世界の表現者と呼ばれる人たちは、
自分がしてきたことが、ある日「無」だと気付く、そうした可能性をはらんでいる人だ。

だから、私は例がくなくそうし他人を尊敬する。

でもこの映画はそうした暗部を見せつつも、

全体としては青春映画としても楽しめるエンター性の高い作品となっている。





ギター弾きの恋

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ギター弾きの恋。2000年、ウッディアレン監督の作品。

ジャズ全盛期のシカゴが舞台。
才能はあるのに売れないギター弾きの主人公は、毎日をうぬぼれと、焦りの中で過ごしていた。
ナンパしたり、真夜中に走る汽車を眺めたり、時にはピストルでネズミを殺す遊びをしたり。。。

ある街で、或る女と知り合う。ナンパで声をかけたその女性は、口がきけない女だった。
最初は軽い遊びとだけ考えていたが、だんだんその素朴さにひかれて同棲を始める。

毎晩飲んだくれて仕事をさぼる、遅刻する。
こいつは、俺といても幸せにはならないだろう、と思った主人公は
ある日、金だけおいてその人のもとを黙って去る。

その後、別の女性と出会い結婚生活を送るもののすぐ破綻。
そして再びあの街に帰ってきて、同棲していた女と再会する。

結婚を申し込もうと思ったものの、すでに女は結婚して子供もいた。
その晩、クラブで酒を浴びるほど呑み、別の女をナンパした主人公は
真夜中に汽車を見に行く。
そこで、ギターを弾く。

失って気づいた大切さ、自分を理解してくれる人が周りに誰もいないことの孤独。
彼はその時すべてを悟ったはずだ。

彼にはギターしかなかった。ギターだけが、彼であることのあかしだ。
ギターさえされば…
彼はそのギターを、木にたたきつけ破壊する。
ぶっ壊す。

彼は、その後表舞台から姿を消した。

<感想>
・才能を持っているのにくすぶっている男の破滅的な生涯を追った話。
・最後のギターをぶっ壊すところは、目が離せなかった。
・この映画が愛されるのは、いくつになっても人は、夢を見ている。日々を常に満足して生きている人なんかいない。
誰もが、うぬぼれと焦りの中で生きており、そこに共感してしまうからだと思う。
プロフィール

はし

Author:はし
さいたま在住の22歳、男です。
本の感想や気になる社会テーマについて、書きます。
気軽にコメントしてください(^^)
写真は、江口寿史の作品です。こういうコにあこがれちゃいます笑

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