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内田樹『疲れすぎて眠れぬ夜のために』

久しぶりに読むと、また新たな発見がある本が存在する。内田樹『疲れすぎて眠れぬ夜のために』もそうした一冊である。著者のいいところは、非常に現実感があること。『普通』の人をターゲットに書かれているので、自分に当てはめてみても効果がある。養老孟司さんにも共通する部分である。しかし『普通』のことを書く人が、なぜ売れっ子なのだろう?それは、以外にも多くの本が「普通」のことを書かず、普通の読者を相手にしないためである。だからよく言うように、この人たちの書くことは、やかんは熱いかた手を触れないほうがいいよ、とか、汗をかいたら水分を取ったほうがいいよ、という類のことなのである。

本書の気になる箇所。
人は、夢と現実を同時に生きなければいけない。しかし若い人は、答えを単純化したがる。私の可能性は、無限ですか?有限ですか?と。可能性を最大化するには、自分の可能性には限界があることを知っておく必要がある。どこかで、自分の知的な、あるいは、身体的な資源の限界を感じ取り、それを優先順位の高いものから順番にうまく配分することを覚えなければならない。1.jpg
そうしないと、人は壊れる。壊れることの典型的な症状は、「いま・ここ」よりも強いリアリティーも別の自分に感じてしまうことだ。現実が正解なのだということが分からなくなってしまっているということだ。俺も気を付けなければいけない。時々、いま・ここではない自分に強いリアリティーを感じることはあるから…。

向上心は、自己否定の裏返しである。向上心は、あるほうがいい。でも、ありすぎてもいけない。このようなバランス感覚が非常に必要になってくる。
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はし

Author:はし
さいたま在住の22歳、男です。
本の感想や気になる社会テーマについて、書きます。
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写真は、江口寿史の作品です。こういうコにあこがれちゃいます笑

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