スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

GTOの番外編ー湘南14DAYS


GTO SHONAN 14DAYS(1) (少年マガジンコミックス)GTO SHONAN 14DAYS(1) (少年マガジンコミックス)
(2009/10/16)
藤沢 とおる

商品詳細を見る

GTOと言えば、国民的漫画として多くの人に知られた作品である。昨年には、EXILEのアキラさんが主演となってリメイクされたことも記憶に新しい。(個人的には、反町のほうがやっぱよかったと思うのだけど…)
そんな中、GTOの番外編として連載された『GTO湘南14DAYS』。今回は、テーマを児童虐待に絞った作品である。読み終えて、やはり藤沢とおるはすごい、と思う。児童虐待は、非常に重い社会問題である、が、皆実態をあまり知らない。少なくとも私はそうだ。テーマが重ければ重いほど、その内容に踏み込もうとする人は少なくなってしまう。その時登場するのが、マンガや小説である。ただ、数字や事例を並べてみてもだれも見向きはしない。ギャグやエロも取り込むことで、重たい社会問題を知ることができるのである。藤沢とおるは、それができる。

児童虐待とは、親や親に代わるものによって、子供が危機的状況にさらされることであり、虐待は身体的、性的、ネグレクトなどに分類される。
以下、Wikipediaより、データのまとめをしよう。

・虐待をする者は、62.8%が実母、22.0%が実父、義父・義母は合わせて8.3%で、6割近くが実母によるものである事が分かる。
母の職業は3分の2が主婦・無職で、在宅型が多い
虐待者の学歴は中卒が34.3%と最も多く、大卒は2.4%であり、性的虐待では、虐待者の9割近くが中卒である。
・経済状況では52.5%が貧困層、普通は31.5%、裕福な層は2.6%である



虐待と貧困には、相当な関係があるのだ。
衣食足りて礼節を知る、ということわざがあるが、あれは非常に重い言葉なのである。学歴差別、貧困差別、などと逃げれる問題ではない。金がなければイラつく、人間なんてそんなものなのだ、きっと。

内田樹さんが、ブログ内で面白いことを書いている。

学校は本来は苛烈な実社会から「子供を守る」ことを本務とするものです。それは学校というものの歴史的発生から明らかだと思います。ヨーロッパで近代の学校教育を担った主体のひとつは、イエズス会ですけれど、それは「親の暴力から子供を守る」ためでした。当時のヨーロッパで子供たちは親の所有物とみなされており、幼年期から過酷な労働を強いられ、恣意的な暴力にさらされておりました。イエズス会は「神の前での人間の平等」という原理に基づいて、「親には子供を殺す権利はない」としたのです。




たとえ親であっても、長い時間一緒にいると、イラつき、ムカつきあい、果ては虐待にまでつながってしまうのかもしれない。人間は、きっとだれもかれもそんなものなのだ。
さて、データが古いが、下図は1990年代の児童虐待の発見件数の推移である。一見して、件数は急増しているかのように思うが、私たちの想像もつかないほどの児童虐待が存在する中で、発見件数が伸びてきただけなのかもしれない。
無題
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

はし

Author:はし
さいたま在住の22歳、男です。
本の感想や気になる社会テーマについて、書きます。
気軽にコメントしてください(^^)
写真は、江口寿史の作品です。こういうコにあこがれちゃいます笑

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2プロフ
こびとさんの時計
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。