恋の罪、親指の恋人


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水野美紀、冨樫真 他

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親指の恋人 (角川文庫)親指の恋人 (角川文庫)
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石田 衣良

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今日で、やっと一週間が終わった。休日。恋の罪を見て、親指の恋人を読んだ。その感想。

恋の罪。愛のむきだし以降、園子温にはまってしまった。
映像体験。園の映画を見ると、この言葉が頭に浮かぶ。
今までは、映画にそれを感じることはなかった。いいお話だったとか、考えさせられるなぁとか、面白い話だなぁとか、すべて「意味」にかかわることでしか映画を見たことがなかった。

でも、北野武のソナチネを見た時、はっきり言ってそんなに面白くなかったけど、すごく絶賛されてる映画だからほかの人の感想をネットで見ているときに、「映像体験」=映画でしか表現できないことがある、との言葉を教えていただいた。

映像を使う理由はそこにある。
意味だけなら小説でもいいじゃん、と。

たしかになぁーって思った。
だからと言って、ソナチネがストーリー的に面白かったとは思わない。
けど、今でも頭の中に思い出せるシーンがいくつかある。悪く言うと、いかに見た人に忘却不能の記憶を植え付けるか。そこを評価すれば、ソナチネは確かに名作なのだと思う。
(北野作品なら、HANABIやキッズリターンのほうが、面白いし、記憶にも残っている。)

見た人に如何にして忘却不能の記憶を植え付けるか、という点では園の映画は群を抜いている。(そんなに映画を見たわけではないけど)
恋の罪もそうだ。

ただ、それだけである。エロと狂気の応酬。
愛のむきだしのほうが面白かったなぁと思う。

親指の恋人。石田衣良の作品。
久しぶりに本を読んだ。
働くようになると本を読まなくなるってホント。
やっぱり、学生時代って恵まれてるんですよね。

本を読んどいて、よかった。

本作は、各社社会がテーマであるが、印象に残ったのは次のような意味の一文。
『上から下に行くのは、簡単だけど、下から上に行くのは大変。
世界はそのように構造化されている。』

これは下層で暮らすジュリアが言うセリフだ。六本木ヒルズの最上階に住むスミオに対して。

「学歴や年収、育ちで人は評価できない。」と人は言う、
私もそうだとは思う。
それが理想で、個人の中の憲法として思っていくべきだ、と。

しかし、それは余裕のある者の発言ではないのか?と考えた。
上のものがしたに行くのは、エレベータに乗って見学に行くようなものだ。要するに、野次馬。
でも下のモノが上に行くのには、重力に逆らって必死に階段を上らねばならない。

そういうものを、上、下、と表現したことに意味がある。
重力エネルギーの問題だ。

そんなことを考えた。
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