バトルロワイヤル


バトル・ロワイアル [DVD]バトル・ロワイアル [DVD]
(2001/09/21)
藤原竜也、前田亜季 他

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バトルロワイヤルを観た。
2000年に公開され、その内容からR15指定を食らった作品である。
中学生が殺し合いをすると言う内容は、国会でも取り上げられ、社会現象にもなった。
当時私は、9歳。
それでもテレビで取り上げられた映像もおぼろげながら記憶している。

そして、2014年、今あらためて本作を見てみた。
公開から14年たったとは思えないほど、センセーショナルな映像と内容である。
仲間通しで殺し合いをする、といった内容の小説や映画は数多いが、少なくともバトルロワイヤル以後のそうした作品は
本作の影響を受けているのだろうと思う。

基本的に映画とは、人それぞれどのように解釈してもいはずである。
単純に面白いでも、考えさせられるでも、感想は何でもいいはずだ。

中学生が殺しあう。そこだけを取り上げる人もいるだろう。
それはそれでいいと思う。
単純に人が殺しあうのを見て、気持ちがいいと思う人も世の中にはいるはずだからだ。

しかし、私が本作から感じるのはそれだけではない。
本作の陰には、明らかかに「戦争」がある。
突然、無人島に連れていかれて殺し合いのゲームをする。
なんて不謹慎なんだ、!あり得ない!そう叫ぶ人もいるだろう?
でも、それこそが「戦争」なのである、きっと。昨日まで楽しかった日常がウソだったように壊される。
疑問を持つことすらできない。

「戦争」を正面から描いても、今の世代には伝わりにくい。
赤紙だ、なんだって言ったってそんなん知らないよと思う人も多いはず。
パソコンもケータイもないじゃないか、と。

そこで深作監督は、現代に通じる要素を残しつつ「戦争ってこういうことを言うんだよ」と若い人たちに教えてくれたのだ。
あり得ない状況=戦争なのだと、リアリティを持たせて私たちに訴えている。

もちろん、登場人物の背景を面白くしたり、殺しあうアクションシーンを面白くしたりと、客を飽きさせない工夫もしている。
真面目に訴えかけることだけなら、ある程度の人にはできる。
でも誰も聞かないのでは意味がない。だからユーモアとか、エキサイティングな部分を追加する。

本作はそのように出来上がったはずだ。
最後に印象に残ったシーンがある。
キタノとヒロイン中川の会話のシーンだ。

友達がキタノを刺したナイフを今でも宝物として持っているという中川。
それを打ち明けた時のキタノのセリフだ。

『こんな時、大人はなんて言ったらいいんだ?』
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