少年Aとヒメアノ~ル

最近、神戸連続児童殺人事件の犯人少年Aにかかわる本をいくつか読んだ。

「絶歌」「少年A-この子を産んで」、また近くに置かれていた「心にナイフを忍ばせて」と言う本も読んだ。

前者2つは、少年Aが書いたものと、その親が書いた手記。
「心に~」は、少年Aのはるか30年くらい前に横浜で起きたある少年事件に迫ったもの。

この本もやはり、神戸連続児童殺人事件を機に、著者が書こうと思い立ち、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した。

まずは、少年Aに関する2つの本から。

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人が苦しんでるのを見ると興奮する、著者がそう告白する。なぜ、そんなゆがんだ人格になるのか。いやもともとそうだったのか。おそらく、どの程度かはわからないが、母親の教育が影響するようだ。

最近友達に聞いたエドゲインと言うアメリカの猟奇殺人者(サイコと言う映画のモデル)も母親がちょっとおかしい。

白黒はっきりつけないとたまらない性格なんだと思う。

私がここで得た教訓は、「純粋過ぎる=危ない」。

矛盾を許容できる、ということが優しいということだからである。

で、ヒメノア~ルという漫画は著書の中で少年Aが自分と重なる部分があるといっており、

人を絞殺することで興奮するという、快楽殺人者森田の話。(ギャグが織り交ざってるのでそこまで重くなく読める)
漫画の最後で、森田が中学時代を回想するシーンがある。

「自分が”フツーじゃない”ってその時はっきり思ったよ。なんだか、悔しくて涙が止まらなかった・・・」

このシーンを少年Aは引き合いに出した。
つまり、少なくとも少年Aをはじめとして多くの殺人者は、フツーじゃないって自分のことを分かっていて、口惜しい感情は持っているんじゃないだろうか。

だから、我々がつい思ってしまうような「何の感情もなくてうらやましい」などという、浅はかな次元ではおそらくない。

そのどうしようもなさ、を本人でさえ直すことができない。まさに「病気」なんだと思う。私たちは事件が起きるとその原因は何だったのか、と考えるがそういう次元ではないのかもしれない。それが本当に恐ろしい。

だから、人間の脳を調べる必要がある、と言った養老孟司の言葉は当たっていると思うのだ。
本人でさえ、どうしようもないことなのかもしれないから。

http://buzz-manga.blog.jp/Himeanoru-vol1-6-All-Volumes.html
(ヒメアノ~ルの感想を書かれてる方のブログ紹介)
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